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・銀河機攻隊マジェスティックプリンス

全然感想書いてないけど、1話から(ほぼ)リアルタイムで見てます。すっごく面白いよ!! 前期、今期で今のところ一番です。(ほぼなのはサンテレビなので阪神戦延長の時は…、あとお盆の帰省時、実家は2週遅れ?だったので、あの!!19話が録画翌日視聴どころか5日遅れで見る事になったんだがどうしてくれよう。何故遅れているのだ)。

ということで、19話までの感想と言うか、を、とりあえず記しておく。19話見たら書かずにいられない。


いやー、平井絵は苦手なので、入り込めるか心配だなーと思ったんだけど、違和感を覚えたのは1話のみでした。1話は作画監督が平井さんだったんだよね。だから平井度マックスで、しかもデフォルメがやりすぎで、これが続くと辛いなーと思ってたんだけど、2話からは全然大丈夫だった。1話は平井さんのここまで崩していいよ、というラインだったみたいだけど、みんなあそこまで崩さないでくれて本当に良かった(笑)。凄く好き、とはやっぱり言えないんだけど、あの動きまくるメカとの対比とか考えたらちょっとゆるい感じの絵柄の方が良かったんだろうなー、と今は思ってます。ちょうど、お話はシリアスなんだけどゆるい日常を積み重ねる事で、そのシリアスさが浮き彫りになる、みたいな感じと相俟って。これで攻殻みたいな絵柄(私の中でシリアスでカッコいい絵柄ww)だとマジェプリのゆるーいいうなればイズル感(笑)は出ないだろうなーと。
(あ、一応ガノタとしてシード・デスティニーは全て見、冲方ヲタ、キャシーファンとしてファフナーも全て見たのでまぁ、入り込まなくても見る事は出来るだろうと。とくにファフナーは凄い好きだった。ロボアニメを見るのはガノタでありスパロボ好きとしては譲れないしね)

そうそう、ロボ戦はとんでもなく動くから、手に汗を握ると言うか瞬きしたら見逃すことも多くて、リアルタイム視聴した後、即行録画で動き確認したりします。しかもスローで見てもそんじょそこらのロボットよりよっぽど動いてるのね。もう、そりゃ緑川さんだって興奮して日記に書くよ!(笑)(自分が出てる作品の自分の戦いを!! いやー、嬉しかっただろうなぁぁぁ)
こんな気合入ってるなーと感じて何度も見返すロボット戦は何故か銀魂以来です(笑)。(いや、銀魂は、普段の3倍の予算使ってロボ動かしたらしいしサンライズの間違った(ん?正しいのか?)頑張りを見たものですが)
動きも凄いし、アングルとかも、なんていうんだろう新鮮だし、ラビッツの連係もそう来たか!みたいだったりするし、ホントに目が離せない。
ジアート戦の斬り合い、覚醒してのさらに斬り合いとか、イズルとアサギのクレイン機刺しまくりの縫い留めとか、イヤー興奮します。凄すぎる。この為に迷わずBDの方を買う事にしたからね!!
それにしても、どの戦闘シーンも悉く漲るってすごいよね…。ああ、ホントロボットアニメ好きでよかったと心から思える出来で、凄くうれしい。14話とかはやくBDのクオリティで見たい!! (うちでも最高画質で録ってはいるんだけど、それでもやはりBDの方が画質良かった)
しかし、相葉さんたちのブログとか見てるとどうやら収録は2ヶ月くらい前に終わってて、しかも、最初の収録の時は結構絵に色までついてておおーって感じだったらしいのに(収録時の絵の話はどこで見たんだかわかんなくて探せないので間違ってたらすまぬ…)、いま、まさにオレンジさんとか都田さんのツイッターでまだやってるっぽいのを見ると、妥協せず色々ゴリゴリ動かしてたんだなぁぁ、しかも脚本はもう出来上がってて、それにあわせてスケジュール組んでぎりぎりまで粘ってるんだなぁ、とちょっと胸が熱い。
それでも円盤になった時、修正もあるだろうし、遠い目をしている中の人には大変申し訳ないけど、とても楽しみです。


そうそう、この絵柄だからなのもあってか、じわじわと迫りくる焦燥感と言うか、絶望感と言うか、緊迫感と言うか、そういうのが一気に来るんじゃなくて気がついたら足元まで迫ってきている!って感じなんですよね。19話なんて本当に、そう。1話から積み重ねてきたものが一つ穴が空く事でぶわっとこぼれていったと言うか、まだ積み重なってるんだけど、もしかしたら一気に崩れるんじゃないかと心配になると言うか。ドーベルマンだけの事じゃなくて、イズルの足元にもそれがひたひたと迫ってる気がする。
2クール使うからこその丁寧な積み重ねあってこそだよなー、と思わせる展開でした。
特に1クール目は見てて、もっとサクサク進めばいいのに!!!と思った人もいると思うんだけど(3話まではそれで視聴辞めた人も多いと思う)、振り返ってみると伏線というわけではないけど、少しずつみんなの関係が進んで、それを視聴者が言葉で説明されるわけでなく理解できて、さすが吉田さんが脚本・シリーズ構成やってる!という丁寧さ。19話のあれでずっとこのアニメを見続けた人が感じただろう思いも、きっとそのためだと思う。アニメとかでそういう展開はなれていると言ってもいいと思う、だけど、自分でもビックリするほどショックだった。泣いたしね。誰でも、良くは全然ないんだもの。
キャラが立つ、と言うのをそのキャラクターの(ある意味漫画的アニメ的な)特異性ではなく、行動の積み重ねで描いてるなーと感じます。
悪いとは言わないし、そういうアニメにだって好きなものはたくさんあるんだけど、記号的なキャラクターって最近とても多いし(敢えてひとつ言うならツンデレとか)、実生活にいたら浮くだろうなー、とは思うよね(笑)。これはアニメ・マンガだけじゃなくて実写ドラマとかでもそう感じることが増えたんで、わかりやすさ、を優先してるんだろうな、とは思う。それとも理解できない人が増えたのかもしれない。(本を読んで内容が理解できない、って文句を出版社にクレームつけてくる人もいるらしいからなぁ…)
マジェプリの登場人物も、もちろん本当の人間に比べたらデフォルメされてはいるんだけど、それでも隣にいてもおかしくない、と言うか、そのデフォルメされた部分を”ザンネンな”特徴として敢えてクローズアップしてる上に、もしかしたらその部分は物語の根底に係わる(?)アッシュの人格乗っ取りの描写に必要なんじゃないかと思えるので、記号的とはあんまり思わないんだよね。(あ、でもアンジュは本人の事を知る前にいきなりそこがクローズアップされたのでちょっと違和感あります)。

なんか、1回話が進むたび、第1話から見直したくなります。


キャラクターで誰が好きかって言われたら、多分イズルなんだけど(ラビッツみんな好きなんで)、アサギのお兄ちゃんぷりもケイの恋する乙女っぷりも凄く可愛い。タマキとスルガは20話からが本領な気がする(特にタマキ)ので、もっと好きになるかもしれない。
しかし、あのイズルの絶妙な天然さが素晴らしいと思うのですよ。養殖ではない天然さで、イラつく事のない絶妙な感じなんだよね。もう少しボケてたらイラッとするんじゃないかと思うんだけど(タマキにはたまにイラッとするんだけど、12話見たら印象かなり変わったからなー、タマキのあれは鎧みたいな部分もちょっとあるんだよね)、それがないのが、良い。主人公タイプかっていわれたらちょっと違うんじゃないかな、とも思うし。少なくとも普段のイズルは少年ジャンプの主人公タイプではないよね。
しかし、はっきりくっきり喋るタイプの相葉さんが、ほえほえーっていうイズルをかなり自然に演じてて、(アフレコうまいのは知ってたけど)ビックリしたんだけど、レッドファイブさんに乗っ取られた時の声とか聞いて、ああそうか、と凄く納得。自分の好きな人が上手いな!と思えるのって嬉しいよね。いや、池田君は上手いな!ってレベルじゃないんだけどさ(笑)。
1話まるまる戦闘でレッドファイブさんだったりしたらカッコよすぎてやばいのでは、と思いつつ20話のあらすじを見て心配で心配で。つか、もうアッシュに乗らないとかはないと思うので、余計に心配。
……カミーユエンドとか、ないですよね??????? (あのエンディング込みでTVシリーズではZが一番好きな私ですが、それでもカミーユエンドはイヤー!!)(テオーリアに色々あってカミーユエンドとか、ありそうじゃん…)
とりあえず、リンリンたち大人組含め、みんなの行く末が大変心配です。頼むから生き残って…!!! これ以上誰にも死んで欲しくないよ……。


ホントこんな登場人物の事を好きになったアニメって久しぶりすぎる。平井絵だったし、多分相葉さんが出てなかったらリアルタイム視聴とかしてなかったと思うから、感謝。つか、むしろ2クール分録画とりためて一気見してあとでわああああ、ってなるタイプのアニメだった気もします。
今日は20話。イズルが心配で、アサギの胃が心配でタマキが心配ですよ。